頭の中を何度も何度も同じ光景が駆け巡る
それと同時に流れる
警報音
サイレン
だめだ、だめだ、だめだ
三村にキスされたそのシーンが何度も何度も繰り返される。
それと同時に思い出す、柔らかな唇の感触。
完全に気づかされてしまった。
三村をどう思っているか。
だめだ、だめだ、考えちゃ、だめだ
三村にとっちゃあんなものキスと呼べるはずがない
ただ、ただ、遊びでしただけだ。
本気で考えたら泣きをみることになる。
それでも、それでもやはり、どこかで期待してしまう。
自分の気持ちから目を背けたい一方で、
彼も同じ気持ちならいいと、そう願ってしまう。
重症だな。
頭の中では何度も何度も警報音が流れている。
危険だ、危険なのだ。
足を先に進めてはいけない。
前に進めば、後戻りができなくなる。
糸のように細いその道を進むことができなければ、
自分は確実に壊れてしまう。
頭ではわかっていても、心がソレに従おうとしない。
必死で制御しようとする頭と、
必死で抵抗しようとする心。
本心なんて、とうの昔に気づいていた。
でも、それを認めてしまうことは、彼に負けることのような気がしていた。
それでも1度気付いてしまった気持ちは消えようとはしない。
嗚呼、神様
道を外してもいいですか?
彼を好きだと認めても・・・・
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