エブラのバカ
というか何時の間にこんなことに…
disguise 2
「しよ?」
「な、な、何言って…っ」
確かに僕とエブラはそう言う仲で。
そういうこともしちゃってるけど…。
でも、慣れないから。
そんなことを考えている間に、キスをされていた。
ダメだ。
エブラにキスされたら頭の中がぼーっとして何も考えられなくなっちゃう。
「っふ…ん…」
息を紡ぐときに漏れる吐息。
何度も何度も角度を変えながら互いに感じあう。
僕は、唇を解放される頃には力が抜けて立ってられなくなっていた。
「な、しよ?」
「今日はシルク・ド・フリークのショーがあるから痛くしないでよね」
「オーケイ、了解」
「エブラっ」
「何?」
エブラは少し怒りを含んだ声で応答する。
やろうとしてるのに何度も中断されたらたまったものじゃないだろうし…。
「ねぇ、このままするの?」
「ダレン可愛いからいいじゃんvv」
ちなみに、今の僕の格好。
フリフリのレースのついたピンクのドレス。
こんな格好でするなんて…。
「キスしていい?」
「いいよ」
唇が触れ合うだけの軽いフレンチキス。
そんなのじゃ足りなくて上目使いにエブラを見た。
「足りない?」
「…ウン」
「珍しく素直じゃん。明日雨かなぁ…」
抗議の言葉をあげようとしたけど、唇で塞がれてしまった。
舌を絡め取られ、唾液がくちゅっと湿った音を漏らす。
だんだんと気持ちよくなってきて、何も考えられなくなってくる。
「っふ…ン…」
身体の力も抜けてしまって、エブラに支えてもらってる状態だ。
情けないなぁ、なんて思ったりしながら。
「ひゃっ」
スカートの中に手を入れられて、太腿の辺りを撫でられる。
すごく情けない声をあげてしまった。
「っ…ぁは…や」
下着の上から熱をもつ物体に触れられる。
「キスしかしてないのに、もうこんななんだ?」
「うるさ、いっ」
そこは既に熱く熱を帯びていて、先走りの液でしっとりとしていた。
下着の上からじゃ物足りなくて。
でも、エブラは直接触れてくれる気配は微塵も感じられなかった。
どうせ僕におねだりさせる気だ。
「えぶらぁ…ね、ちゃんと触って」
「察しのよろしいことで」
散々焦らしたところで、漸く下着を剥ぎ、熱くなった自身に触れる。
エブラの体温の低い手は気持ちいい。
「ぁ…ん、はぁ…っ」
抑えられない甲高い声が空間を支配する。
自分の声ではないようなその声に顔を赤らめてしまう。
「えぶ、ら…も、だめっ」
冷たい手の中に熱い精を放った。
「挿れていい?」
「うん」
指を使って中を解してから、エブラのものを突き立てる。
熱い塊の質量に顔が少し歪んだ。
「っん…はっぁ…」
エブラ長めの髪をひいて、キスを強請る。
思ったとおりにエブラは優しいキスをくれた。
「や、えぶらぁ…っ」
「ごめん…も、だめ」
僕もさっき放ったばかりだというのにも限界が近づいていた。
そして2人して果てた。
「ダレン」
「ん…えぶ、ら?」
「そろそろショーの準備しないと」
「ん…」
行為のあとは必ずすぐに気を失ってしまって。
気付いたときにはエブラが事後処理を全てしてくれている。
そんな何気ない心遣いがすごく嬉しい。
「さ、いこ」
「うん…」