嗚呼、ダメだ
俺多分お前いないともう生きていけないかもしれない
喫水線
「オイ。お前七原秋也といっつも一緒にいるよなぁ?」
目の前には、明らかにヤバイ系の男子生徒が数人。
逃げなきゃ、咄嗟にそう思ったがもう遅かった。
気付いた時には地面に倒れこんでいて、体中が痛かった。
「七原呼んで来い。明日の放課後、体育倉庫だ。誰かにチクったら承知しねーぞ?」
蔑むように一瞥すると、奴らは帰っていった。
痛む体に鞭を打ち、なんとか慈恵館まで帰る。
秋也には絶対気付かれちゃいけない。
秋也のことだから、コレを見たら絶対に行ってしまう。
それだけは、避けなきゃいけない。
「ただいまー。ノブー?」
「お、お帰り秋也。」
「何してんの、長袖なんか着て。暑くない、ソレ?」
「い、いやぁ?全然暑くないし。」
「ふーん。で、何隠してんだよー、見せろーっ!!!」
服をはぐられる。
体中についた青痣が秋也の眼前に晒された。
「ノブ。」
「何でもないから。ちょっとこけただけだし・・・」
「ノブ。」
秋也の目がマジだ。
こういうときは何を言っても聞いてはくれないだろう。
「今日、ヤバそうな奴らにかこまれてちょっと・・・。だけどホントに何もないから。」
「そいつらの目的は、俺?」
「秋也を呼んでたけど、絶対行くなよ?」
「こんなの見てほっとけるわけない!!!」
「・・・絶対行くなよ、罠に決まってんじゃん。俺、大丈夫だから・・・秋也!!!」
「ごめんな、ノブ。俺のせいで。」
「秋也!!!」
「昨日はどうも。友達を丁重に扱ってくれたみたいで?」
ノブはどこに呼び出しがあったか言わなかったけど、大体の見当くらいはつく。
体育倉庫に来てみたら、それらしいのが3人いた。
「これはこれは、どーも七原クン。馬鹿だねぇ、こんなとこ来ちゃって。」
「そんな顔で睨むなよな、せっかくこれからお楽しみだってのに。」
「そーそー。そんな怖い顔してるとせっかく可愛いのに台無しじゃん、秋也ちゃん。」
視界の利かない暗闇の中、あっという間に3人に囲まれてしまった。
しかも、相手の意図に血の気がサーっと引く音がした。
「ちょっと我慢してくれたら、お友達にはもう手出さねーし?」
「楽しんじゃえよ、お前も。」
手足を押さえられ、マットに押し倒される。
1人が仰向けの俺の上に跨った。
これは、本気でヤバイかもしれない。
「やめろよ、馬鹿。男として何が気持ちいいんだよ。」
「いや、お前だったら平気だろ。」
「そーそ、顔はそこら辺の女より断然可愛いし?」
「大人しくしてろっつーの!!」
手足をバタバタと動かして抵抗するものの、1対3という不利な状況に加えて体格差もあり手も足も出ない。
ワイシャツに手が伸びてきて、ボタンを引きちぎられた。
「うっわ、真っ白。」
「つか、細ぇー。」
「マジ女じゃん。」
七原秋也、絶対絶命のピンチです。
馬鹿三村、早く助けに来いよ〜!!!
「三村!!!」
「国信?どうしたんだ、そんなに慌てて。」
「秋也が・・・秋也が・・・・」
「落ち着けよ、一体どうしたって言うんだ?」
七原に何があったというのだろうか。
少し落ち着いた様子の国信から話の筋を聞いた。
「それで、今七原は?」
「それが、いないんだ。場所とかは言わなかったのに・・・・」
「オーケイ、わかった。探してみるよ。」
俺が行くまで、どうか無事で−−−
「ッ・・・・・ン、ぁ・・・」
「やっべ、何その声。」
「すっげー腰にくるんだけど。」
ワイシャツは体にまとわりついているだけで、ズボンも膝の辺りに絡まっているだけだ。
口には汚いモノを銜えさせられて、いいように弄ばれてる。
「ほら、舌使えよ。噛むなよ?」
「ダーリンに仕込まれてんだろ?なんなら助けでも呼ぶか?」
下品な笑いに吐き気がする。
口の中のモノを噛み切ってやりたいくらいだ。
「そろそろコッチいきますか?」
「いっちゃう?」
思わず体に力が入り、震えてしまう。
不本意とはいえ、三村以外を受け入れてしまう。
そんなのは絶対に嫌だ。
「そんなに怯えなくても大丈夫だって。お前だって慣れてんだろ?」
「楽しめよな。案外俺らのほうがイイかもよ?」
「じゃ、いっきまー・・・・」
「七原に何してんだよ。」
「三村!!!」
今にも挿れようとしてた奴が引き剥がされて、隅の方へ投げられる。
「汚い手で七原に触んなよな!!」
3人ともあっという間にやられて、喚きながら去っていった。
もう大丈夫だ、そう思うと安心して泣いてしまった。
「ごめんな、七原。その様子だとマジでギリギリだったみたいだし・・・」
「来るのが遅いよ・・バカ・・・・ッ・・」
大声をあげて泣きながら、三村に思い切り抱きついた。
三村の少し低い体温をひどく懐かしく感じた。
「ねぇ、三村?」
「あぁ?」
「シテよ。あいつらの痕を消して?」
どうか三村の綺麗な手でこの汚れた体をキレイにして欲しかった。
1秒でも早く、その心地いいまでの熱を感じたかった。
「やけに積極的じゃん。」
「俺、今三村不足だから・・・だから、早く抱いて?」
「オーケイ、お姫様。」
俺、やっぱ三村いないとダメみたい
三村無しじゃ多分生きていけない気がする
だって、ほら
ちょっと三村が足りなくなるとすぐに苦しくなっちゃう
だから早く、早く、今すぐに
俺を三村で満たして?
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