人の気持ちは、実は伝染力を持っているのかもしれない。
でんせん
「フレッド?何してるの?」
僕があまりに相手にしないから拗ねてるのかな?
ハリーの言葉がちょっと刺々しい。
「もうちょっとだから待って?」
「僕よりそっちの方が大事?」
「もちろんハリーの方が大事だよ?」
ハリーはベッドの上で軽く寝返りを打った。
枕を抱きかかえて、向こうを向いてしまっている。
かなりご機嫌斜めなようだ。
「ハリー?」
「・・・・・何?」
「今日のハリーは可愛くないなー?」
「可愛くなくていいもん、フレッドの馬鹿。ずっとそのおもちゃの相手してれば?」
「嘘だよ、ハリーはいつでも可愛いって。」
「嘘。悪戯の方が大事なくせに。」
「こんな無機物にヤキモチ焼かなくても、僕には君しか見えてないのに。」
軽く啄むように唇に触れる。
華奢な身体を腕の中に収め、髪に何度も唇をおとす。
「ごめんごめん。ヤキモチ焼くハリーがあまりに可愛いからさ、つい。」
「もう怒ってないからいいよ。僕こそごめん。」
人の気持ちは伝染力を持っているのかもしれない
ほら、ね?
君ももう笑顔になってる
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