嗚呼俺の時間も
ここで終わりか
壊れた時計
紅く燃え盛る廃墟
焼け爛れる肉のにおい
目の前には自分と同じように血を流し死んでいった親友
何日か前までの日常では考えられない風景
意識が朦朧とする中で、俺は七原を頭の中に見た
何度も何度も
七原は笑った
そういえば、あの笑顔に惚れたんだったよな
走馬灯のように駆け巡る映像
それは全て七原だった
七原こそが俺の人生の全てだった
涙を流す顔も
真っ赤になって怒る顔も
はにかんだような笑顔も
歌を歌う幸せそうな顔も
俺に向けられたそのどれもがキレイだった
俺はもう死ぬけど
生きろ、七原
できることなら俺も
お前と一緒に生きたかったよ
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